しがない長女の備忘録

日々生きるのに必死

エゴをとるか人生をとるか

疲れた…すんごく疲れた。

 

年始に祖父が他界し、介護者?私の場合今は祖母一人となったが、祖母との向き合い方については考えても結論が出たためしがない。

そもそも私は自分一人で祖母を見ているわけではない。

祖母には呼べば来る娘が私の母を含めて三人いるし、呼ばなきゃ来ないものの孫もそこそこいる。みんな成人済だ。

だから、全員が協力すればなんてことはない。

そのはずなのに、現実はそう上手くはいかない。

孫の半分は家庭を持っている。正直家庭を持っていようと思う気持ちがあれば月一でも祖母の家に顔を見せるなり、これないなら電話で話すなり出来るだろうと言いたいが、まあ各々の事情がある。

肝心の娘三人のうち二人も病院の付き添いなど必要な事はやってくれるが、祖母との接点は数時間しかないものばかり。

 

祖父を施設に入れて一人になった頃から祖母が言う言葉がある。

「動かないから一食しか食べない」

監視カメラを付けているわけでもないから実際のところは分からない。

だけど、我が家にきてもここ数か月は一日の半分を寝て過ごしているのではという位床にいる時間が長くなっている祖母を見ていると、まあそれでもやっていけるんだろうななんて思っていた…が、我が家に来ている間の暴食具合は凄まじいものがある。

もしかしたら前に書いたかもしれないが、私はまがった~ことが大嫌い~~~なので、言ってる事とやっている事が一致しない人間が心底嫌いだ。

なので、祖母の言動は私の精神的ストレスど真ん中。

今月は作るのが面倒でお弁当を食べた日があった。しかも昼じゃなくて夜。夜は断固として米を食べようとしない祖母も弁当になっていると手を付ける。食べる前まで寝ていた事もあり「食べれる分だけで良いよ」なんて声をかけたのも束の間、ちょっとよそ見しているうちに全部食べ切ってしまっていた。

昨日なんて前の夜に出した残り物のおかずを朝一人でペロリと食べていた。夜もアホほど食っていたというのにな。おい、遠慮ってものを知らねえのかと言いたくなった程に食いつきが良かった。食べてくれて嬉しいの感情よりイラっと来る方が先だった。

 

母にも言ったが今月は限界が来るのが早かった。水曜日の夜に家に来たはずなのに金曜の夜か土曜の夜にはもう無理!!!と叫びたい程(精神的)に疲弊していた。

だからこそ、いつも以上に祖母の言動に苛立ちを覚えてしまったのだろう。

 

そんなに嫌なら離れればいいだけの話。そんなの分かっている。

私が自分の人生を犠牲にしていると思いながら、娘のくせに碌に向き合わない叔母たちに苛立ちながらも祖母に時間をさくのはエゴ。

自分が後悔したくないから。

最期の時に祖母に何もしてあげられなかったと泣きたくない。

祖母の介護で疲弊していく母を放っておけない。

大きな理由としてはこの二つだと思う。

実際のところは祖母に対してもう十二分にやっているという感覚はあるから、母を思ってが大部分を占めている。

 

その選択をして今生きているのは私。

本当に無理なら、自分の人生を生きたければ全てを捨てればいい…なんて、それが出来たら苦労しないんだけどね。

 

私が苛々しながらも祖母と向き合っている事を母は分かっている。なんだかんだで見捨てられない私を母は上手く利用していると思う。

でも、そんな私を重いと母は言う。こんなに一緒に頑張ってるのに何言ってんだこの野郎って感じ。

私の人生を生きて欲しいなら私が引っ越したら自分のせいだと思っちゃうとか言わないで欲しいし、もっとちゃんと金銭的に自立してほしい。

一人で大丈夫だなって思える生活をしてほしい。

 

私はザ・長女だねと言われる事が多々ある。

まわりをまとめたり、自分を後回しにしたりと色々あるらしいが、確かにそう生きている自覚はある。だからこそ、自分の為に生きるという感覚が理解出来ない。自分のやりたい事をする為に誰かに無理を強いるとか何か負荷をかけてしまう事が無理。無理寄りの無理。

高校卒業の時だって家に余裕がないのを分かっていたから美容師の夢は諦めた。数年経っても諦められなければ自分で行けばいいと思って。

別にやりたくもない仕事を頑張っていたのだって小さい時から一緒にいた愛犬の為に働いていた。

私の人生はいつだって自分じゃなくて誰かが理由になっている。

自己犠牲型?ともいうらしいけど、最近は人や何かを理由にしているだけだななんて自己分析して目から光を失いそうになる時もある。

 

そう言えば祖母が言っていた。年を取ると身勝手になるんだって。自覚はあるらしい。

ふっざけんなと言いそうになるも「へえ~」と返せた時、私も大人になったなと思えた。いつか私も長生きしてしまったら、介護士さんに同じ事を言ってやってしまうかもしれないからね。全ては己に返ってくるだっけ。

祖母が我が家に来た時に暴食気味になるのだって、誰かと食べるからだって分かってる。一人で食事をとる事が少なかった人だから、一人の食事は味気ないんだろうけど…

分かってても、どうにもならないこの苛立ち!!

一つに苛々すると些細な事にも苛立ってしまう。ああ、生きづらい。

 

今日祖母は一週間のお泊り期間を終えて帰るが、その前に寿司屋に連れていってあげなければならない。さて、彼女はどこまで食べるかな、、給料日前なんて気にしてくれないよな~~~!!あ~~~~~!

 

とりあえず来月はちゃんと風呂に入って、節度ある食事量でおさめてくれ。