しがない長女の備忘録

日々生きるのに必死

親知らずメモ④ー抜糸【まとめ】

とうとう抜糸をしてきたので、今回は親知らずのまとめ。

 

本来であれば抜歯の一週間後位に抜糸するらしいんだけど、月曜日に抜歯してしまったしがないOLの私。

抜歯の日は有給を突っ込んだものの、急に翌日に入れられた消毒は病院が近い事もあり、会社の好意で一瞬抜けさせてもらって事なきを得た——が、また週頭に有給をぶっこむわけにはいかない。例えそれが半休だろうとも。

というわけで、私は約二週間後に抜糸となっていた。

 

抜糸当日。

抜歯が平気でも抜糸が痛い人もいる。そんな内容を目にしていた私はビビりながらも口を開け——秒で終わった。

「うん、順調ですね。今回が最後で大丈夫そうです。穴は一ヶ月から二ヶ月で塞がりますからね」という敏腕先生の言葉を聞きながらも、最短で治る自信があった私は笑顔で「ありがとうございました」と言ってその場を去った。

抜糸にかかった金額は230円なり。

 

 

<親知らず抜歯まとめ>

通っている歯医者ではなく、大きめの病院にて。

今回抜いたのは下。完全に埋まってる系の真横タイプではなく、一割位頭が出てるほぼ横って感じ。

抜歯にかかった時間は恐らく10分そこら。当日特に痛みを感じなかったものの、痛み止めを飲んだ——が、それきり飲まずに終了している。

抜糸も痛みなし。

痛みはなかったものの、顔はそれなりに腫れた。抜歯から二週間経った今は何事もなかったように戻っている。

病院に通った回数は四回(初診/問診、抜歯、消毒、抜糸)

かかった金額は合計で一万でおつり程度。

 

私は上が生えていないから残るは下一本だが、これは斜めだから様子見って事で。次も痛くないとは限らないので、出来る限り抜きたくない。

とりあえず痛みとは無縁でした。

親知らずメモ③ー抜歯翌日(消毒)

 

抜歯翌日に書いたから、翌日昼くらいの状況は上記記事最後に書いていたが、消毒で病院に行ってきたので、諸々書き留めておく。

 

朝——の前に思いだしたことが一つある。

抜歯した日の夜、風邪でも引いてんのか?!って位に汗をかいた。熱いし、体ベタベタする!!って目が覚めた程。体温計を取りに行く程は覚醒してなかったから、そのまま寝入ったものの、恐らく熱が出ていたのでは?と思う。

 

 

さて、抜歯翌日の朝。

何事もなかったかのように痛みはない。抗生物質が出されていたので、夕飯の残りのうどんをすすり、抗生物質を飲んで終了。

 

昼休みも夕飯の残りのうどんを食べた。

朝昼共に痛み止めで出されているロキソニンは飲んでいない。

歯は痛くないものの、天気がぐずついてて頭痛がチリチリ…これ天気のせいよね?これも抜歯からくるものだったりするのか?可能性としてはなくはないだろうけど、大体雨の日になるそれなので、天気のせいだって事にしておく。

 

そして、夕方。

抜歯翌日に無理矢理入れられた消毒日。

予約の二分前に病院に滑り込む。社会人舐めるな!師走の社会人舐めるな!翌日ハイ、抜けます!って出来る程、人員が豊富でホワイトな会社じゃないだわ!!!と、愚痴をこぼしつつ…

「状態を見ますね」と患部をぐいぐい押す医者。血が止まっているかの確認らしいんだが、これが抜歯後一番痛かった。泣くほどじゃないけど、何もしなければなんともないのにわざわざ痛くすんなよ!!!とピーピー言いたくなったのが本音。

肝心の消毒はなんか水ペッってかけられて終了って感じ。呼ばれてから会計に向かうまで3分もかからなかったはず。

会計待ちの間、押された痛み(ズーンって感じ)にテンションだだ下がり。

お会計は230円、だったかな。

 

そんなこんなで夜。

押された痛みは数時間後には消えた。痛み止めは飲んでいない。

今日はクリームスパゲティ(うどん並にふやけた麺)にした。

ただ、麺をふやかしている間に強烈な空腹感が襲ってきたので、昨日買ったパンをちびちび小鳥のように食べた。別に患部にあたるのを恐れてとかそういうのじゃない。大口開けると縫ってるせいかちょっと違和感があるのでね。それが嫌なだけでごわす。

 

というわけで、抜歯翌日も結局痛み止めは飲まずに終了。

ちなみにその翌日、抜歯三日目にこれを書いているわけだが、痛くない。

あ、また忘れるところだった。頬の腫れについては昨日よりも熱持ってる。急になぜ、恐怖。抜いたほうだけ顔が四角~!!

 

親知らずに関しては抜糸まで二週間近くあるので、次の更新は二週間程先の予定。その間に書かなきゃいけない位の痛みに襲われたりしなければ…ね。

親知らずメモ②-抜歯

初診(レントゲンやら色々)についてはこちらをご覧ください~

さて、とうとう抜歯です。

 

13:15

この病院では抜歯前に事前に処方されていた抗生物質を飲んでおくように言われていたので、言われた通りに予約時間の一時間前に薬を飲む。

 

14:40くらい

予約は14:15だったのだが、急患が入ったとかで待った。

この日は天気が悪くて頭痛がチリチリ痛みだしてたから、怖いとかそういう気持ちより頭痛~~~!!って思いながら待ってたので、もはや虚無。

 

<手術開始>

同じ年位の男性医師が私の担当。

【私の歯は頭がぴょっと出てるものの、ほぼ横の為、歯茎切って頭部分削り落としてから残った根っこを引き抜く予定】

まず急患で遅れてしまった事をめっちゃ謝られて「大丈夫です~」なんて言いながら施術台に座り、麻酔を打たれる。

何よりも痛いのがこの麻酔だって言うけど、ウッ、イッ、位の痛みで終わった。

感覚がなくなったと感じるまでの間に、その後の消毒・抜糸の予定を入れる。

早々に唇がぬわわんってしてきたので、いざ抜歯。

当たり前だけど、切った感覚などない。

「血が溜まって嫌かもだけどちょっと辛抱してくださいね~」って言われたけど、舌も半分麻痺ってるので味覚皆無。そう言うって事は、この時口の中は血の海だったんだろうな…

二分割にする為、頭の部分を電ノコ(物は見ていない、音的に)で切断する時「人によっては痛むって方もいるので遠慮なく左手挙げてくださいね」と言われながらウィィィィンとやられる。私は痛くない人間だった。

工具の味?におい?がちょっとしてきたなと思ったら、切断終了との事。

「残りの根っこ引き抜きます」と数回ぐいぐいやったら「はい、あとは掃除して縫って終わりです」って言われ、想像以上に痛みがない事に呆気にとられる私。

四針縫って終了。抜糸は私の予定の事情で約二週間後。

 

15:10

会計待ちの時に母に連絡を入れたのがこの時間だったから、恐らく抜歯自体は20分もかからず終わったのではないかと思う。この日の会計は4050円!

 

 

道すがら色々買い物をしながら家に帰ってきたのが16時半頃。

まだ麻酔が効いていた私は今のうちにうどん作っとこうと調理を始める。

麻酔が切れるまでは口の中噛んだり、温度分からなかったりするからご飯は食べないで~と言われていたものの、空腹に負けて買ってきたおかゆをチンして食べた。自分で作るより水っぽくて逆に良かったっぽい(我が家のおかゆは米が汁吸いすぎてもったもったしてる)

完全に麻酔が切れたなって頃に作っておいたうどんを食べて、処方されている抗生物質を飲む。

この時点で抜歯から4時間位経っていたものの、痛みはない——が、雨による頭痛で唸っていた為、ロキソニンを一錠飲んだ。

 

その後寝る頃に夕飯時に飲んでから6時間経過してた事もあり、特に痛みは感じていなかったものの、痛みで起きたくなかった私はロキソニンをもう一錠飲んで寝た。

 

で、翌朝。痛くない。とりあえず処方されてる抗生物質が朝飯分まで出てたので、それを飲んだが、痛みはない。昼近くなる今もない。

 

 

今回担当の先生が問診の時より物腰やわからくて、終始子供に接するような口調で話すもんだから「私そんなにビビッて見えてんの…?」と思っていたが、あの先生実は敏腕…?

でも私知ってる。抜歯より抜糸の方が痛い人がいるって事を。

それに抜糸までの約二週間で全く痛みが来ないとも限らないからね、油断せずに行こう。あ、そうだ、現時点で顔は「ああ、確かにちょっと腫れてるかも」位です~~~!

【死亡/相続】都民共済の落とし穴

今回私は都民共済だったが〇〇共済とうたうものは注意が必要だと思われるので、そういった類に加入している人は、今一度規約云々の確認をする事を強くおすすめする。

 

 

父はまともな収入を得られなくなった頃に、入っていた生命保険をやめている。

この時かけていたのは明治安田とかその辺りだったと思う。

その為、死ぬまで払い続けていたのは都民共済だけだった。

しかし、遺品整理中に亡くなる一年ほど前に加入して二~三ヶ月前に辞めていた保険があった事を知る。この時の死亡受取人は私になっていた。驚きである。

何故驚いたかというと、父はとにかく全ての受取先を母(元嫁)にしていたからだ。

離婚して間もないまだ元気だった頃に加入していた保険(恐らくこれが明治安田)も離婚しているのに受取人は母(元嫁)の名前だった。

 

そんなこんなで受取人母の場合、離婚してても受け取れるのかな~なんて不安の中、都民共済に死亡の旨の電話を入れた。

 

私「父が加入していたようなのですが、〇月〇日に亡くなったので手続きをしたい」

共「では受取人の確認を致しますので、お答えください。配偶者の方はいらっしゃいますか?」

私「いいえ、離婚しています」

共「お嬢様やその他のお子様はお父様とご一緒にお住まいでしたか?」

私「いいえ」

共「お父様はどなたかと一緒にお住まいでしたか?」

私「実家に戻っていたので祖母と一緒です」

共「では今回の受取人はおばあさまになります

 

都民共済の事なんて微塵も理解していなかった私は、何故向こうが受取人を指定するんだ?とハテナを頭に飛ばしながら会話を続ける。

 

私「何故祖母なんですか?離婚しているので配偶者のいない父の場合、相続順位一番は子供だと思うんですけど」

共「こちらにつきましてはご同居の方が優先となります」

 

手元にある紙の裏を見ると確かに一回見ただけでは理解出来ねえなと文句をつけたくなる受取人についての記載があった。

一番は配偶者。恐らくこれは同居だろうと別居だろうと関係なく一番。その次に同居の子供⇒孫⇒両親と続く。もし父が一人暮らしで誰とも住んでいなかった場合、同居の欄に該当する人はいないので、その次の段階の別居の子供(私たち)が受け取れたんだろうと思う。

共済側でこう決まってしまっている以上、私に出来る事は何もない。

というわけで祖母にその旨を記載した手紙と契約内容の紙をコピーして送ってあげた。父が金がないのは理解しているはずなので、孫の為にどうにかするだろうという期待を込めて——けれど、祖母からも共済からもその後の連絡はない。つまり、そのまま受け取ったのだろう。

 

そんなこんなで私たち子供は、父の死亡で受け取れる保険金的なものは一銭もなく終わった。

父は知っていたのだろうか。共済の受取システムを。ずっと払い続けていたのは恐らく私たちの為だと思われるのだが……なんとも寂しい結末である。

 

 

共済系は安いんだろうけど、こういった落とし穴がある。

保険屋の伯母が勉強になったと言っていたから、共済は本来よくいう保険とひとくくりで考えない方が良いのかもしれない。

普通保険と言ったら受取人を指定するものだと思ってるからね。共済に加入してる人は知らんけど、共済知らん人はそう思うよ、私はそう思ってた。

まあ、普通に死ぬまで別れずいたならなんの問題もなかったんだけど。

 

 

◆まとめ◆

共済系に加入している人で、死亡時の受取人のシステムを理解していない人は今すぐに確認する事!!!!!!!!

 

何も入らないよりはマシなのかもしれない。

でも、人生何があるか分からない。既婚者の人はいつか離婚してしまうかもしれない。最期まで既婚者でいられるなら構わないけど、父のように離婚したのに何かあった時の為にと払い続けるのであれば、あらぬ人にお金が渡ってしまい、なんの意味もなさなかったという結末もあるのだとういう事を頭の片隅にでも置いておいて欲しい。

 

私は対都民共済とのバトルだったので都民共済の話をするけど、公式のよくある質問を見ると「生命共済(こども型を除く)の死亡共済金の受取人については、ご加入者が当組合の承認を受けて次の方のうちいずれか1人を指定または変更することができます」という文言があったので、気になる人は調べてみてください(共済の受取人については遺言書があっても無効のようなので注意)

まあでも、そんな面倒な事するなら普通の大手保険屋で掛け捨て入るのをおすすめするかな!

【死亡/相続】NHKの受信料について

父宛の手紙を私の方へ送ってもらうようにしたあとの事——

 

DMやら何やらの中にNHK受信料の支払通知書みたいなのがあった。

以前の記事にも書いたが、父はまともに働ける体ではなかったから実家に帰った経緯がある。律儀にNHKにも転居届みたいなのを出してたみたいなんだが、そういうわけなので、実家に戻った二年足らずの間の料金はほぼ未納状態だった。

その金額3万超えである。

でも、これも携帯と一緒で亡くなった後発生してる分には支払い義務ないのでは?!と、とりあえず解約手続き含めて電話を入れる。

 

私「父が亡くなったので解約手続きをしたい」

N「お父様とは別の場所にお住まいですか?」

私「はい」

N「お父様はおひとりで?」

私「いいえ、祖母がいますが……そもそもなんですが、父は一年半ほど前に実家に戻ってまして。重複して支払っていたかどうかも調べてもらえますか?実家が払っているのに父が払う意味ないですよね?」

N「お調べします——ご実家は契約がなされておりませんでしたので、重複ではありませんでした。また、現在もそちらの住所にどなたかお住まいであれば、支払い義務は生じておりますので解約はできません」

私「じゃあ私はどうしたらいいんですか」

N「そちらの住所にお住まいの方に変更のご連絡を頂けるようにお伝えください」

私「そう簡単に連絡つかないので私の方でどうにかしたいんですが、本人でないと駄目なんですか?」

N「そうですね」

私「分かりました。連絡させるようにします。あ、あと父が亡くなってからの二ヶ月分って支払い義務ないですよね?」

N「特にそう言った制度はありません(から、払うしかないみたいな事を言われた)」

 

というわけで、とにかく一住所に一契約だからそこに誰かがいるなら解約は出来ないとの事だった。

未納金は支払っておくから、変更手続き諸々~の旨を住んでいる父の弟に伝えて終了。

 

いや~~~~痛い。痛い出費過ぎる。

NHK的に言うなら一住所に一契約なわけだから?そもそもお宅契約なさってなかったみたいですし、よろしくねって祖母や父の弟に押し付けりゃ良かったんだけど、とにかく散々な事をされてるからさっさと縁切りたくて。

こっちがやれる事はやって投げた。優しい姪と孫を持って良かったな、心無い親子よ。

 

そう言えば、そんな電話をした数日後にどっかで見かけたんだけど、封筒に書いてある電話番号って03~だったんだよね。でもNHKってフリーダイヤルあるらしい。無駄に長く引き留めるくせにな!なんでフリーダイヤルを封筒に書かない?!クソオブクソ!

 

 

親知らずメモ①

自分の記録用と親知らずを抜いた~みたいなのはよくあるけど、いくらかかったとか時間とか書いてないの多かったから書いておく。

※もちろんあくまで目安でみてください

 

 

奥歯の虫歯治療中の事。

「被せ物するのに奥の親知らず邪魔だな~~、抜く気ある?」

それに対して私は「抜かなきゃ面倒なら抜く」と答え、三十前半にしてようやく親知らずを抜くという人生のビックイベントを迎える事となった。

けれど、小学生から通っている歯医者は所謂小さな地域密着型で、親知らずは簡単なもの以外は近くの大きな病院へ紹介状を書いているという。

しかも、予約にすごい時間がかかるかもと脅されていた私は紹介状をもらった翌日に大きな都立病院の予約番号へ電話をかけた。

すると、一番近い予約日は二ヶ月近く先だという。マジですごい先だった。

とりあえずそれで予約をして、早二ヶ月近く——

 

本日は状態確認と問診(?)

10時で予約をしていたが、新患の人は30分は前に来いとのお達しが。

いざ病院に着いたのは【9:16】だったが、まさにこの時間帯が人のピークだったように思える。

色々個人情報書いたあとに診察券が発行されるのを待つ。一時間弱。

ようやく歯科口腔外科への切符をもらい、またも渡された紙に答える。この時血圧を測るように言われて、血圧計の時計見たら【10:00】だった。

紙諸々を渡して待つこと十五分少々。

レントゲンをとってきてくれと別の階を案内され、言われるがままに向かう。

前回歯医者で大事なピアスのキャッチを無くして大騒ぎした私は、言われる前からピアス類を外しておいた(余談だが左右合わせて六個程空いている)

レントゲンは大して待たずに進み、元の場所に戻ってきた。

それから十分ほど待ったか待たないかで、やっとこさ診察室へ。

同年代か下かみたいな若そうなお兄さんに数秒ほど口の中を見られ、その後は抜歯前後の注意事項を説明される。そりゃもう淡々と。

そう言えばこの時「いずれは反対のも抜いたほうが良いですね」って言われたな…うちの方の歯医者は「これ斜めだし、前の歯にぶつかってないからまだいいよ!温存できる歯はおいとこ!!」って言ってたけど…え、嫌だな。

状態チェックと説明だけなので、大したあれもなく終了。

会計が長蛇の列だったが、そこまで時間はかからず【10:44】には支払機の前にいた。

 

というわけで今回かかった時間は約一時間半

レントゲン含む診察代は3000円でお釣りが来た。

先に当日飲んでおく薬と痛み止めのロキソニンを処方されていたので、これら全て合わせると3500円でお釣りくらいかな。

 

出来れば月内に抜きたかったんだけど、予約いっぱいとの事で12月初旬となった。

土日絡めるとかそういう頭がなくて、とにかく一日でも早くと焦った結果、週初めを取ってしまっていたという事に後から気付いた私…未来の事なんて知らねえ!頑張れ未来の私!!!素敵な年末年始を過ごせますように!!!

 

【介護】補聴器を付けたがらない

うちのばあさんは目がめっちゃ良いんだけど、耳が悪い。まだ初老程度の時から悪い。今は輪をかけてひどいので、家の中がとんでもない事になっている。

ラジオが大好きで私が買ってあげたコンパクト型のラジオを常に携帯している祖母は、お隣さんにも聞かせてあげたいのかな?というボリュームで音を流す。テレビの音はまあまあでけえな程度なのに、ラジオは音が悪いせいかとにかくでかい。もちろん話す時の声は意識して大きめに出さないと聞き取ってもらえないレベルの耳の遠さである。

 

そんな祖母に親戚が数年前よくあるタイプの補聴器をプレゼントしているのだが、如何せんつけようとしない。

どんなもんだと借りて付けてみたものの、確かにちょっと付けづらかった。イヤホンなどをする習慣がない祖母にとって、コツを掴むのに苦戦するのは仕方ないかなといった感じ。

「つけて、今目の前で」と迫るとつけてくれる事もあるんだけど、そうすると一気に話し声が小さくなる祖母。ちょっと面白い。それだけちゃんと補聴器が機能しているという事なんだろうけど、急に小さくなるから笑いそうになる。

聞こえないの面倒でしょ?辛いでしょ?というと、うんとは言うものの「もう年だから仕方がない!(お前たちが理解しろ!合わせろ!)」みたいな感じで逆ギレっぽく言ってくる。困った老人である。

昨日なんて数日空けるから新聞をとめてくれと連絡を入れる祖母を横で見てたんだけど、多分向こうの声が小さかったんだろうね。老害じゃんって言いたくなる電話の仕方してて。聞こえないから怒鳴る感じで「分かりました?!」って聞いてて、ひえ~~~~ってなった。まあ、聞こえづらいんだから仕方がないんだろうけど。

分かるよ、老いるって言うのはそういう事なんだろうよ。全てにおいて。でもね、努力をせずにこっちに受け入れろってするのはやめてってお願いしている。それも理不尽な話だよって感じなんだろうが、我が家はそうしている。

 

とりあえず問題は耳。

<補聴器 付けたがらない><補聴器 高齢者>とかでぐぐると結構出てくるんだよね。つけたがらない老人の話が。

その理由としてあげられてたのは、ださい・恥ずかしい面倒くさいがほぼ占めてたんだけど、補聴器って結構疲れるみたいね。

疲れるっていうのは若くして補聴器を付けて生活しているという人が書いていたんだけど、それは使っている人にしか分からない事だから、知れてよかった。

だがしかし!それとこれとは話が別である。

我が家に来ていても日中は一人だし、私が帰ってきて寝るまで数時間しか一緒じゃないんだから、その数時間はつけられるでしょ!というのが私の言い分。

そうそう、その調べものをしてた時にもう一つ出てきたんだけど、難聴はボケを進行する原因の一つなんだって。

耳もそうだけど、とにかくボケのひどいばあさんと戦っている私たちにとって、これは大事な部分になってくる。だって、補聴器つけて耳が聞こえるようになれば、これ以上のボケの進行を止められるかもしれないって事でしょ?!耳も聞こえるし、ボケも進行が遅くなるかもなんて一石二鳥すぎるもの。

 

なので、必死に勧めてるんだけど、しないんだよねーーー!!

よくあるイヤホンタイプが駄目ならヘッドホンみたいなのはどうだろうと骨伝導系で調べると出てはくる——が高い!高いの買って使わなかったじゃブチ切れちゃうので、ならランク落として補聴器ではなく、集音器はどうだろうと見てみると、樋口ちょい位で出てくるではありませんか。

でも、樋口も痛手よ。おばあが使うか使わんか分からないものに樋口使うなら、プロレスの試合一回見に行きたいって気持ちが出てきちゃう……仕方ない、人間だから。

 

そんなこんなで今回はなんとしてでも今あるものを付ける習慣をつけさせようと思っている。悲しいかな、そんな習慣次来た時にはさっぱり忘れられてる可能性大なんですけどネ!!!!!!!!!!

 

 

あ、そう言えばパズル塗り絵で手ごろなのが見つからなかったので、ボケているのを良い事に同じダイソーのものを買って置いてみた。

さて、同じものをやっている事に気付くか否か。

何事もなくこれ楽しい~って前回のようにやってくれる事を願う。