しがない長女の備忘録

日々生きるのに必死

【死亡/相続】楽天モバイルの罠

父の死を知った日から数日後。

ようやく祖母と連絡を取れた私たちは父の遺品整理に向かう。

こちらはまだ知って数日だが、実際は二ヶ月近くが経っている事もあり、既に色々手を付けられていた。

母から言われていた最低限のものを見つけ出し、家に持って帰る。

その中には生前弟に没収されていたスマホも入っていた。

(弟の独裁政権が敷かれた家(実家)だったので)

 

持っていたドコモを解約し、楽天モバイルを持たされていた父。

体にガタがきていた事もあり、大した収入もなかったから話題の格安スマホとやらに乗り換えさせられたんだろうけど、基本そのスマホが父の元にあるのは一日のうち数時間のみというカオス状況。

これは死んで分かった事だが、没収されていた上に大した収入もないのにきっちり父の口座から携帯料金が引き落とされていた。マジ笑えない。

 

少し話がそれるが、この日に父が「家に帰りたい」と祖母にもらしていた事を知った。そして、そんな父に「お前に帰る家なんてない」と伝えていた事も。

本当にとんでもない劣悪環境だったのだなと死んだ父に同情した。

まあ、実家に戻って一年そこらで死んじゃったし、そういう事なんだろうけど。

 

 

さて、今回の問題はこの楽天モバイル(格安)のスマホである。

 

父が亡くなって二ヶ月近く経っているというのに、その携帯は生きていた。

急いでアプリ内で解約手続きをし、お客様サービスチャットのようなものに父が亡くなって口座が凍結されているのだがどうすればいいかと連絡を入れる。

チャットから専用の番号に正確な額などを聞いてくれと言われ、支払額や支払い時の名義などの指示をされた通りに未払いとなる分を入金する。

——が、この時の電話対応したおじさんが使えなかった。

私は何度も「これを払えば完了という事でいいですか?」といった旨を確認していたものの、なんと翌月も請求書が届いたのだ。

おいおい、話がちげえじゃねえかとサービスチャットに確認を入れると同時に「そう言えば死亡なんだから死んだ日から解約までの二ヶ月近くの料金は支払い義務なくないか?」と思い至り、問い合わせを入れるも、結果が出たのは一週間近く、いやそれ以上かかったかな。

結果から言うと、今回はきっちり解約した日までの料金を支払わねばならなくなった。

 

①電話応対のおじさんが教えたのは二ヶ月分の金額は未納分で、まだ確定していなかった最後の月の額(?)が今回請求される事となった

②私が解約ボタンを押してしまったが為に、死亡時の扱いにならなかった

 

はい、完全なる私のミスです。

焦りが致命的ミスを引き起こしてしまった…!てなわけで払ったけどね。

 

死んでるのにスマホ契約されたままっていうのは、そうない話でもないのでは?と思う。例えば孤独死してたとかさ。我が家みたいな解約できる奴が傍にいるのにこうなったみたいなのは少ないかもだけど、少なからずあるだろう。

まだスマホが使える事に気付いた時のテンパり具合は異常なものだった(当社比)けど、とにかく死亡時は何もかもが通常とは違うのだという事を頭の隅に置いておいて欲しい。

 

これが大手のままだったらな…店舗に行ったりしないと解約出来ないはずだから、こんな事にはならなかったのに…日々勉強である。